この文のはじめに戻る。
「あの子、風呂に入る時窓開けて、
出る時には閉めよるねん。」
いまいましげに母が言っていた。
なぜ風呂に入る時に窓を開けるのか。
それでは丸見えではないか。
と私は思った。
風呂場の窓を開けるよう言ったのは母である。
姉はそのいいつけを守っている。
しかし母が言ったのは風呂から出る時には、
換気の為に窓を開けなさい、ということであった。
姉は面倒くさいのかただ開けているだけである。
今開けたら肌が丸見える。
そのようなことは何も考えていないのである。
母がうるさく言うので
「はいはい。開けましたよ。」
そのようにして開けて、
出る時には閉めるのである。
換気もへったくれもない。
それを母が発見する。
そうしてこの文のはじめに、戻るのである。
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