引っ越しをしてネットをつなげようと思ったら
パソコン自体に不具合があり大わらわ。
しかしいくら私が心境的に大わらわしていても
見た目的にはただパソコンの前にじっと座っているのであり、
目立った動作と言えば、パスワードを求められた時の
妙に素早いタイピングくらいである。
復旧にはだいぶ時間がかかった。
その間なんだかんだあり、
そのなんだかんだのいろいろを
書きこぼしているような始末。
どうももったいない、そのような気持ちから
こぼしたものを拾い集めて今書く。
養蜂家の友人Uずはちが文字通り船出をするので、
大学時代の友人らと彼の家に遊びにいった。
兵庫県三木市。山と畑と使われない棚田。
煙と土と空気中の水分の匂いがする土地である。
こたつに七輪囲んでだらだら飲み、食う。
大学時代から何ら変わらぬ我らの所作である。
その所作は非常にうまいこと出来ていて、
大体がだらだらしているようでも
網の上には常にいい具合に焼けたものがのっている。
それで大体が調子良く飲んで、騒いでいるようでも
誰かが黙っている。
そうして黙っているなと思ったらそいつはどうやら寝ていて、
大体が寝ようとする頃になぜか起きて、
また話し出したりするのである。
ヨットの話を聞いた。
横浜から太平洋を横断し、サンフランシスコへ。
そこからさらにロスアンゼルスへ行き、
ロスアンゼルスからハワイまでの間をヨットレースで競うのだという。
時化の海で一番怖いのは、
自分の心を不安が満たしてしまうことだとUずはちは言っていた。
そうなった時の自分のことは、
自分でもわからない、という風にそのことを言っていた。
私はそれを聞いて、なにか理解を示したような素振りを
見せた気がする。
実感のないまま、ただ想像で理解したような気がする。
夜中から朝、朝から昼、昼から夕方、
30前後の男女10人弱が、
丸一日をこたつ周辺で過ごした。
そうして皆で風呂へ行き、
Uずはちを激励、激しく励まし、
帰ったのである。
しかし、実はといえばこちらが激しく励まされているような始末で
帰りの車の中で、少し泣いた。
あーあ。
Uずはちが乗るヨットのチームのブログ↓
http://sea.ap.teacup.com/leglus/
わけがわからないものの中に
飛び込んでそこでどうにかバランスを保とうとする仕草。
そこに美しさがあるからUずはちは海に惹かれ、
私達はUずはちに惹かれる。
「どこ?」と聞かれても「ここ」といえない美しさ。
美というものを求めるほどに、
無意識的なものに惹かれていくのがわかる。
「今初めて出会った。」
という感覚が、
以前からずっと知っていたものの中に訪れて、
目の前に道がひょひょひょと伸びたような気がしたので行く。
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