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2007.08.12

そんな時は小鳥が友だち

自分とは全然関係ない、特に興味もない話を、
傍らで聞いていることがある。
そんな時はもうどこかへ意識をとばして、目を細めて
窓の外の小鳥なんかを見ているわけなのだが、
時々、それでも私はこの人たちと一緒に、
同じテーブルを囲んでいることが
わりかし大事だと思うようなことがある。

昨日、剣道部OB会の後、先輩や同期たちと
昼を食べにいったのだが、
そこにいる剣道人達が話すことと言えば、
「オレは早く五段取りたい」とか、
「八段はなかなかとれん」とか、
「あの出小手はよかった」とか、
「防具を何個持ってる」とか、
もう恐ろしいくらい剣道のことばっかりなので、
私は時々ほっそい息をついては、
窓の外の小鳥を見ていた。

それでも自分があんまし大事にしてないことを
ひとが大事にしてる場面に居合わせるのは、
たとえそれに自分が全然関わってなかったとしても、
悪くないな、と思う。
なぜなら、そんな話を着てるときの方が、
わりかし「世界は広いな」なんて思えるからだ。

自分の興味のあることを、同じ興味を持つ人同士で話をしている時、
楽しいんだけど時々
「すごい狭いな」と感じることがある。
おんなし興味を持つ人同士の集まりは、
ともすると本当に、視野が狭くなりがちだ。

だから時々、「あなた達の言っていること、わかりませんし、
結構どうでもいいと思ってます。」みたいな人たちの会話を
傍らで聞いたりするのは
世界で融通のきく自分を作ったり
自分の周りの壁を低く保って
あたりがよく見渡せるようにしておくためには
いいんじゃないかな、と思う。

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